
なぜマイナス思考になるのか
なぜ、マイナス思考になってしまうのでしょうか。
マイナス思考になってしまう原因は、一体何なのでしょうか。
同じように生まれてきたのに、プラス思考をする人もいればマイナス思考をする人もいるのは、なぜでしょうか。
潜在意識にプラスのイメージが蓄積されている人と、マイナスのイメージが蓄積されている人では、何が違うのでしょうか。
プラス思考をするようになるのも、マイナス思考をするようになるのも、そのほとんどが、赤ん坊から幼少期までの環境や体験によるのは間違いありません。
はっきり言えば、親(保護者)にどれだけ「ありのままの自分」を受け入れてもらったかによる違いです。
幼い子供が、「潜在意識レベルで、現在の自分を肯定すること」ができるように
なるためには、親にありのままの自分を受け入れてもらうことが必要です。
長所や短所に関係なく、ありのままの自分のすべてを受け入れてもらうことで、
子供は自分自身を肯定できるようになるのです。
そして、自分を肯定できている結果として、プラス思考をすることができるのです。
虐待や育児放棄をされた子供が、ありのままを受け入れてもらっていないのは明白ですが、一番問題なのは親の過干渉です。
幼い子供は好奇心のかたまりです。
生まれた時から「やらなければ」という考え方をしている子供は、ひとりもいません。
ワクワクしながら生きているのです。
よちよち歩きで、あっちへ行ったりこっちへ行ったり。
手当たりしだい、何でもさわろうとします。
親が子供の目線で、一緒になって楽しむことができればいいのですが、24時間つきっきりの育児ストレスや、仕事と家事を両立させる忙しさのせいで、心に余裕がありません。
「あっち行っちゃダメ」「そっち行っちゃダメ」
「これさわっちゃダメ」「それさわっちゃダメ」
「これしちゃダメ」「それしちゃダメ」
「じっとしてなさい」
「ダメ」「ダメ」「ダメ」が、子供の好奇心を抑えつけ、子供の心を委縮させ、積極性や自主性を奪っているとは知りません。
(ここでは詳しく書きませんが、過保護も一種の過干渉です。子供の心から自主性や自発性を奪ってしまいます。)
知らず知らず、子供の心から「やろう」を奪っているのです。
そして、少しものごころがついてくると、親は子供のためを思って、あれをやった方がいい、これをやった方がいいと、あれこれ考えます。
自分がいいと思ったことを、ああしなさい、こうしなさいと、押し付けるようになります。
「あれもダメ」「これもダメ」に加えて、今度は「あれをやりなさい」「これをやりなさい」
あれこれと子供に強制します。
知らず知らず、子供の心に「やらなければ」を植え付けているのです。
子供が自分の思い通りに行動しないと、すぐに叱るうるさい親になってしまいます。
「なにしてるの。早くしなさい」
「どうしてできないの」
「さっさと着替えなさい」
「早く食べなさい」
「どうして言うこと聞けないの」
「も~ぅ、グズグズしてぇ」
「言うこと聞かなきゃダメでしょ」
「ダメな子ねぇ」
こういった言葉は、幼い子供の潜在意識に、否定的なマイナスのイメージをどんどんと
送り込んでいくことになるのです。
(この「プラス思考トレーニング」は、プラスの言葉を言い続けて、潜在意識の中にプラスのイメージをどんどんと送り込んでいくものですが、それとは全く逆のことをやってしまっているのです。)
親としては、子供のことが心配で、子供の将来を思ってのことでも、子供としては
ありのままの自分では受け入れてもらえないという感覚を持ってしまいます。
当然、「潜在意識レベルで、現在の自分を肯定すること」はできなくなってしまいます。
そして、考え方や行動の基準が、自分がどうしたいかではなく、親にどう思われるかになってしまいます。
自分を抑えて、親に気に入られる行動をするいい子になってしまいます。
そして、常にまわりの人にどう思われるかを気にするようになり、ありのままの自分を出すことができなくなってしまいます。
そう、いい子というのは、ありのままの自分を抑えて、まわりに合わせているのです。
そして、いつも他人の目を気にしながら、自分の価値観ではなく、他人の価値観で行動してしまうのです。
いい子は、いい子を演じているのです。
いい子の心の中は、
「(これをやらなかったら、評価されない。あるいは、叱られる。つまり、受け入れてもらえない。だから)やらなければ」なのです。
だから、いい子は、まじめで几帳面、そして責任感が強いのです。
そして、いい子は、いい生徒になり、そのまま大人になるのです。
大人になっても、まじめで几帳面、そして責任感が強い、いい人です。
当然ですが、考え方はマイナス思考です。
そして、「あれもやらなければ」「これもやらなければ」と頑張り過ぎてしまうのです。
また、他人の目、他人の評価を必要以上に気にするから、対人関係にはものすごく気を使う上に、他人のちょっとした言動で非常に傷つきやすいのです。
いつも不安を感じながら生きています。
おまけに完璧主義だから、常にものすごいストレスを抱えています。
こんな状態で必死に頑張っているのですが、潜在意識にはマイナスのイメージが蓄積されており、潜在意識の法則がマイナス方向へ働いているのですから、うまくいくはずがありません。
ついには、耐え切れなくなったり、燃え尽きたりしてしまうのです。
マイナス思考をするようになったのは、幼少期に、親(保護者)に「あり
のままの自分」を受け入れてもらえなかったことが原因。
少し本題からはずれますが、自分がマイナス思考をするようになった一番大きな原因が、親の育て方にあるとすれば、私達は親を責めればいいのでしょうか。
それは、百害あって一利なしです。
子供をありのままに受け入れることができないのは、親自身がマイナス思考をしているからです。マイナス思考で子供の将来を楽観的に考えることができず、心配ばかりして、そうならないようにと、自分でいいと思う事を、あれこれと押し付けてしまうのです。
また、親自身が、世間体、つまり、周囲の自分に対する評価を気にし過ぎて、きちんと育てなければという意識が非常に強く、ありのままの子供を受け入れられない面もあります。
(もちろん、忙し過ぎて心に余裕がないという面もあります。)
しかし親もまた、私達と同じように、マイナス思考になってしまう環境に生まれ育ったんだということを理解してあげるべきです。
受け継がれたマイナス思考を、自分の代でプラス思考に変えてしまえばいいだけです。
プラス思考をするようになれば、親に対しては、自然と感謝の気持ちが湧いてくるようになります。
プラス思考になるための方法があるのですから、前を向いて進むだけです。
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